この4月で3年目を迎えるハスラーが、初めての車検を受けることになりました。
これまで車検といえば、車を購入したディーラーで受けることが多かったです。
やっぱり自社製品のことは一番詳しいだろうし、その後も安心してサポートや保証などを受けることができます。
その安心感こそがディーラー車検のメリットなのですが、逆にデメリットは料金が高いことです。
今回も軽自動車の車検料金を比較してみましたが、かなり高い価格なことが分かりました。
ハスラーの車検料金比較をしてみた
まずはSUZUKI正規ディーラーで提示された車検の標準価格はこちらです。
- 整備料金:36,400円
- 諸費用:35,370円
- (合計):71,770円
この標準価格に追加整備などがあれば、料金が加算されていきます。
条件による割引きとしては、
- 予約割引:3,000円
- 代車不要割引:2,000円
最大割引きしてもらって、支払価格は61,770円となります。
その代わり代車が使えないというデメリットも発生します。
では、競合他社の軽自動車車検料金はいくらでしょうか?
早速調べてみました。
車検は指定工場が早いしお得
車検サービスを行っている整備工場には、
指定工場
と
認定工場
があります。
認定工場は車検ラインを持っていないので、車検場に車を持ち込んで検査することになります。
その場合、時間も掛かるし車検場までのガソリン代なども気になります。
その点、指定工場は検査ラインがあるので、早ければ即日で車検が完了します。
ディーラーを含めて車検専門店やガソリンスタンドなども、指定工場の場合が多いので今回は指定工場で車検を受けたいと思います。
車検の相見積もりはどこからもらう?
車検サービスを提供しているところは、ディーラー以外にもたくさんあります。
我が家の近くでも、
- 車検専門店:コバック
- カー用品店:イエローハット
- ガソリンスタンド:Dr.ドライブ
などがあります。
ここで本来ならそれぞれの店舗に行って、車検の見積もりをもらうところなんですが今回はしてません。
いったん車検の見積もりを受けると、そのまま車検に持ち込もうと激しいアプローチを受けるからです。
今回のハスラー車検は、スズキのディーラーで受けたいと思っています。
価格交渉に必要な相見積もりをとるために、競合他社の見積もりが欲しいのです。
これって、競合他社さんからみると迷惑な話です。
車検の見積もりを出すにも、1時間くらいかけて点検するわけです。
時間と手間とコストをかけて点検してもらうのは、さすがに申し訳ないです。
ということで、違う方法で車検料金を確認することにしました。
それは「コバック○○店 車検料金」「イエローハット○○店 車検料金」でググることです。
競合他社と車検料金比較してみた
それでは競合他社の車検料金はいくらでしょうか?
【イエローハット 車検料金】
- 整備料金:13,800円
- 法定費用:32,770円
- (合計):46,570円
(特典)
- 早期割引:最大3,000円
- 平日入庫:1,000円割引き
- 代車無料
- 土日祝日OK
【コバック スーパーテクノ 車検料金】
- 整備料金:14,770円
- 法定費用:32,770円
- (合計):47,540円
(特典)
- 最大割引:2,000円
- ヘッドライト光軸調整が無料
- ブレーキの調整が無料
【Dr.ドライブ セーフティコース 車検料金】
- 整備料金:14,580円
- 法定費用:38,170円
- (合計):52,750円
(特典)
- 半年ごとのセーフティチェック付
- 洗車サービス
- エンジンオイル・ATFが20%OFF
- 代車無料(燃料代は別途必要&要予約)
- 整備保証
2社が4万円台、1社が5万円台です。
SUZUKI正規ディーラーよりも、2万円は安く車検を受けることが可能となります。
各社に見積もりをもらわなくても、公式サイトで表示されている料金設定なので間違いはありません。
ここまで調べれば、あとはディーラーで車検の見積もりをしてもらう流れになります。
ハスラー車検の価格交渉はこんな感じでした
先ずは車の点検
ディーラーの担当さんに「車検の見積もりが欲しいです。」と事前連絡をします。
すると車を持ってくるように言われたので、予約を入れてディーラーへ出陣です。
到着すると早速車検見積もりのために、点検に入ります。
点検が終わって見積もりを出すまでに、1時間は掛かるということです。
その間に先ず提示されたのが、冒頭の「71,770円」の見積もり価格です。
この金額も見た瞬間に「あぁ~、高いですね・・・」と一言。
すると「金額については、点検が終わってから改めてお話させて下さい。」と、担当さんからのお言葉がありました。
1時間ほど待って、いよいよ価格交渉のスタートです。
意外にあっさりと交渉完了
点検が終わって点検内容の説明が始まりました。
消耗品の交換としては、
- オイル交換
- オイルフィルター交換
- ブレーキオイル交換
- ワイパー交換
見積もり価格に入っていない交換推奨部品として、
- スパークプラグ交換
- ブレーキパッド交換
- エアコンフィルター交換
- リモートキーの電池交換
などが書かれていました。
リモートキーの電池交換(350円)まで含めてくるのですから、ディーラー車検おそるべしです。
電池なんて100円均一で買って自分で交換できますからね。
ということで、「今回の車検でどうしても交換が必要なのは何ですか?」と質問しました。
すると、
「交換しなくても車検は通りますが、オイル・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・ワイパー交換はしておいた方がいいです。」
と粘られました。
オイル交換は車購入時にオイル交換会員になっていたので、値引きしてお得な価格で交換してもらえます。
担当さんのオイル関連&ワイパーの交換提案を含めて、ここからが価格交渉することになりました。
価格交渉のやり取りは下記になります。
【担当さん】他でも見積もり取ってるんですか?
【私】 そうですね。他社さんは、だいたい5万円前後です。コバックやイエローハットだと4万7千円くらいです。
【担当さん】ですよね~。車検が高いってお客さんからも言われることあるんですよね~。
【私】 他社さんと料金を合わせてもらえたら、そのまま車を預けて車検に出します。
【担当さん】 分かりました。上司に相談してきますので、しばらくお待ち下さいね。
【私】 よろしくお願いします。
=5分ほどして=
【担当さん】お待たせしました。先ほどの交換内容で5万2千円(税込)で対応させて頂きます。
【私】 ありがとうございます。
それでは代車の手配をしますので、少しお待ち下さい。
【私】 はい。よろしくお願いします。
こんな感じのトントン拍子で、当初の車検見積もり価格から2万円の値引きしていただけました。
担当者さんにもいろいろな事情があったみたいで、車検の顧客を外に逃がすのがマズイタイミングでもあったみたいです。
このようにして競合他社と大差ない金額で、車検を受けることができました。
そのためにしたことは、
- 競合他社の車検料金をネットで調べる
- その価格を担当さんに伝えて、金額調整をお願いする
の2つです。
あとは担当さんに頑張っていただけるように祈るのみです。
ディーラ車検は高いと思っているみなさんも、競合他社の車検料金を調べて担当さんに相談してみましょう。