MENU

中学生1年生の息子が勉強しない問題を解決してみた

  • URLをコピーしました!
目次

勉強しない子供の対処法が分かる

今年の4月で中学校1年生になった我が家の3男。

3番目ということもあって、おっとりした性格の典型的な末っ子気質です。

そして3兄弟の中では、成績が一番悪いです。

小学校6年間を通じて万年オールBで、6年生の3学期に最後でようやく「A」をとりました。

これも「Aをとったらお寿司を食べに行こう」と、目の前に人参をぶら下げたおかげでした。

そんな3男も今年から中学校に進学し、小学生ではなかった中間テストを受けることになりました。

入学直後の学力テストは経験したことはありましたが、定期テストは初めての経験です。

で、結論からいうと、1学期の中間テストの成績は・・・、

「下から数えたほうが早い順位」

でした。

そんな3男の動向を見ていると、

  • 勉強の仕方が分からない
  • 勉強の必要性が分かっっていない
  • 勉強するのは面倒くさい

ということが目に見えてきました。

勉強の仕方が分からない

中学生になると、小学生とは勉強スタイルが全く変わります。

科目は増えて、中間・期末テストなど定期テストも実施されます。

そして試験結果は、大まかなながらも順位となって可視化されます。

そんな定期テストに対して、3男は

「どのように勉強すればいいのか方法が分からない状態」

だったのです。

親からすると、

「教科書を見直すとか単語を覚えるとかいろいろあるでしょ」

と思うのですが、具体的な勉強方法は分かっていないようです。

そういう生徒が少なからずいるようで、中間テスト前に学校から配布されるプリントに

「中間試験に向けての勉強の仕方」

というお知らせがありました。

そのプリントには、各科目ごとに何を勉強すればよいのか大まかな内容が書かれているのです。

これだけでも勉強の仕方が分からない子供にとっては、大きなヒントになると思います。

しかし我が家の3男は、そのプリントを学校で読んだだけで自習の参考にはしていませんでした。

何も勉強をしないまま、テスト2日前まで過ごしていたのです。

その様子をみて「テスト勉強はしている?」と聞くと、「・・・」と無言状態に。

慌てて配布プリントの「中間試験に向けての勉強の仕方」を再度読ませて、

「まずはこのプリントに書かれている内容で勉強してみたら」

と伝え、勉強をスタートさせました。

勉強量も足りず本気度も低いまま、中間テストの当日を迎えました。

結果は無残にも、下から数えたほうが早い順位の成績でした。

まあ当然の結果ですよね。

この状況をみて、まずは「勉強の仕方を学ぶ必要がある」と思いました。

具体的な勉強の仕方が分からないので、行動できていないように見えたからです。

そこで当初2学期から予定した学習塾通いを、夏休みからスタートすることにしました。

学習塾は、子供にやる気を出させて勉強に取り組ませるプロです。

私自身も子供に勉強を教えていたことがありますが、教え方の要領を得ないので子供も嫌々勉強する雰囲気になりがちです。

教える側のノウハウ次第で、子供の勉強に取り組む姿勢も全然違ってきますもんね。

それにその学習塾には仲良しの友達も通っていたので、不安なく塾通いをスタートできました。

ただそれで勉強の仕方がすぐ理解できたかというと、そうでもありませんでした。

夏休みが終わっても、アルファベット小文字の「b」と「d」を書き間違えるくらいです。>>中学1年生の3男が小文字の「b」と「d」を書き間違える問題について

塾だけの勉強では追いつかないので、家庭でも勉強する環境つくりを整えていくことにしました。

そもそも我が家では、長男のときにテスト期間中のルールを決めています。

それは

「テスト期間中はゲーム&スマホはしない」

というルールです。

ご家庭によっては「当たり前のこと」と思われるかもしれませんね。

子供はそのルールを守って勉強していくのですが、親にもあるルールを決めました。

それが「勉強しろとは言わない」ということです。

我が家がそのルールを決めたのには、下記の経緯がありました。

テスト期間中はゲーム&スマホは禁止

中学生はテストの1週間ほど前から、部活がお休みとなりテスト期間となります。

我が家でも、テスト期間に入ったら

・ゲームやスマホはしない

ということだけ決め事にしています。

勉強時間や勉強内容は子供に任せて、細かいことは言わないようにしています。

というのも、長男が中1のときは「勉強しなさい」と口うるさく言っていました。

子供も初めてのテストですが、親も初めての経験です。

どうしても自分の頃の経験をもとに、アレコレ言ってしまいがちです。

長男は2学期になってから塾に通い始めたのですが、入塾の際に塾長さんにこんな質問をしたんです。

「子供が家で勉強しないのですが、勉強しろと言ったほうがいいのか何も言わないのほうがいいのかどっちですかね?」

すると塾長さんは、

「親御さんは勉強しろとは言わないで、そっと見守ってあげてください。塾で勉強に関しては指導するので、家でも勉強しろと言われるとお子さんも休まる場所がありませんので。」

と答えてくれました。

確かに親に「勉強しろ」と言われたら、する気になっていても「やる気が失せる」というのは分かります。

自分が子供の頃も「うるさいなぁ~」と思っていましたし。

ところが立場が変わって親になると、自分の親と同じことをしてしまうのですから不思議なものですね。

それからはできるだけ「勉強しなさい」とは言わないように心がけました。

たまに我慢できずに言うときもありましたが、言った瞬間に「これ以上言ってはダメ」と自制心が働くようになりました。

「勉強しなさい」と言わないかわりに、親としてしたことは「勉強する環境を作る」ことでした。

その方法の一つが「ゲームやスマホをしない」という決め事です。

ゲームやスマホは楽しいので、ついつい時間を浪費してしまいます。

最初は気分転換も必要だし、テスト期間中も30分はOKにしていたのですが、

  • ゲームやスマホのことが気になって、勉強に集中できなくなる
  • 30分だと物足りない

と気分転換どころか、勉強する意欲を低下させる原因になってしまいました。

これはマズイということで子供と話した結果、

「テスト期間中はゲームとスマホはしない」

ということに決めました。

ただし友達とのやり取りがあるので、スマホのラインを確認する時間(30秒~1分ほど)だけはOKとしました。

これは長男が中1の2学期の期末からスタートしましたが、それ以降のテスト期間はこのルールを適用してきました。

そのルールは次男も引き継ぎ、3男も同様のルールでスタートすることにしました。

ただ3男はテスト勉強する環境は作ったけど、肝心の勉強の仕方が分かっていなかったのです。

2学期からは塾でテスト範囲の復習なども行われていくので、成績は上向くと思っています。

とにかく、口を出さずに様子を見ていきたいと思います。

(まとめ)
親は「勉強しなさい」と言わずに、子供が勉強できる仕組みや環境を整える。
勉強の仕方は学習塾で学んで身につける。

勉強の必要性が分かっっていない

ここは根本的な話になるのですが、

「何のために勉強するのか分からない」

という気持ちが子供にはあって、それが勉強する邪魔をするようです。

確かに目的がハッキリしないのに、頑張れって言ってもなかなか頑張れないですよね。

ちなみに次男と三男に

「何のために勉強しているの?」

と聞いてみたら、

  • 次男:「社会人になって困らないため」
  • 三男:「テストでよい点をとるため」

との答えでした。

二人ともフワッとした答えですよね。

勉強の必要性について聞くと、人それぞれで答えが違ってきます。

ちなみに大人に聞くと、

  • 物事の本質を学ぶため
  • 先人の知恵を学ぶため
  • 将来の進むべき道を見つけるため

など、もっともらしい答えが並びます。

全部正解だと思います。

人それぞれで答えが違うから、子どもたちもフワッとした答えしか言えないんでしょうね。

私が中学生だった昭和50年代は、勉強する目的は

「偏差値の高い大学に入って、大企業に入社するため」

のほぼ一択でした。

今の時代では「そんな寂しい生き方して幸せなの?」なんて言われそうですが、当時は多くの大人が子供にそう教えていました。

まさに「一億総中流社会」の象徴的な考えだったんでしょうね。

令和の時代は、価値観の多様化の時代ですから、勉強する目的も答えがたくさん言えるようになりました。

なので子供が「勉強の必要性が分かっていない」ならば、親子と一緒に考えてみるといいのではないでしょうか。

いきなり子供に考えさせてもよく分からずに思考停止状態になるので、いくつかのサンプルを調べておくといいです。

インターネット検索で、

  • 勉強の必要性は?
  • 勉強する意味とは?

とググると、その答えがたくさんみつかります。

親子で一緒に調べても、面白いですよ。

ちなみにうちの子供が一番刺さったのが、

「勉強する意味は?」と問う子に刺さる言葉

の3ページ目にある、この部分でした。

また理科では実験というのがあるよね。あれは、『多分こうじゃないか(仮説)と考え、それが本当にそうか実験して試す(検証)』という順序になるね。実は、この考え方は社会に出て働くようになれば当たり前にやることなんだけど、理科はただの暗記だと思って勉強していると、君の言うとおり、役に立たないね。しかし、このように問題への取り組み方、答えへの近づき方がわかっている人には、勉強したことが役に立っているんだよ。そう、学校の勉強内容すべてに意味があるんだ」
「勉強する意味は?」と問う子に刺さる言葉より引用

学校で勉強することの本質を理解しておくと、社会に出て応用がしやすくなるということですね。

具体例の「仮設と検証」は、仕事をするうえでとても大切なサイクルです。

この思考を身につけておくと、仕事だけでなく私生活も含めた人生において役立ちます。

(まとめ)
価値観が多様化している時代だから、たくさんの価値観から生まれる答えをみてみる。
その中で今の自分が腑に落ちるものを見つければ、それが今のあなたにとっての勉強する必要性となる。
そして価値観は成長とともに変化するので、その都度変化に応じて見つけていけばいい。

勉強するのが面倒くさい

うちの三男は、勉強が面倒くさいと思っているようです。

同じように勉強が面倒くさいと思っているお子さんは、かなり多いでしょう。

自分自身を振り返っても、学生時代に勉強したいと思ったことはありませんでした。

確かに面倒くさいと思う子供の気持ちも分かります。

そもそも面倒くさいとは、どういう意味かを調べてみました。

【面倒くさい】
手間や困難さを考えて気が進まない。面倒である。億劫だ。
weblio辞書より引用

手間や困難さを考えたら、確かに気が進まずに勉強するのが面倒だと思います。

でも、あることを決めると、面倒くさい

それは難しいことではありません。

何を決めるかというと、【目標】です。

さらに言うと、「目標を定めて、取り組む順序」を決めておくことまでしてください。

この場合の目標は、直近のことにしましょう。

例えば期末テストの1週間前なら、こんなイメージでしょうか。

  • 期末テストで、学年平均を超える
  • 期末テストは、中間テストよりも順位を上げる
  • 期末テストでは、英語で学年TOP10に入る

直近の具体的な目標を決めると、

そして目標を決めるときのポイントは、目標を達成した場合の状態をイメージさせることです。

【目標を達成したら】

  • 努力して目標をクリアしたことで自信が持てた
  • 他のこともできるようになると思えるようになれた
  • 親が褒めてくれた
  • 晩ごはんで好きなハンバーグが食べ放題

達成イメージは、本人のモチベーションがあがることならなんでもいいです。

★目標の決め方

最初の頃は、親が決めるお手伝いをしてあげるといいと思います。

なんなら親が目標を定めてあげてもいいかもしれません。

というのも、例えばうちの子供は失敗するのが怖いタイプです。

だから自分で目標設定するとなると、かなり低い目標設定を行います。

低い目標設定をクリアして自信をつけさせる方法もアリですが、今の実力よりもちょっっと上くらいがいい感じです。

逆にチャレンジ精神旺盛なお子さんの場合は、いきなり高い目標を設定します。

高い目標を設定することは悪くないですが、何度チャレンジしても達成しないとモチベーションの低下につながります。

高い目標を設定する場合は、段階を追って目標に到達するようにまずは低い目標からクリアしていくことをオススメします。

もちろん親が手伝うのは、最初の1回だけです。

2回目からは子供に考えて決めさせて、そう決めた理由を確認するようにしましょう。

納得できるものであればそのまま進めればいいですし、納得できなければ理由を話してそれに対する子供の意見を聞きましょう。

その繰り返しで、目標を決めていけばいいかと思います。

子供が自分で考えて行動できるようになれば、失敗することもありますが一気に成長速度がアップします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次